「マインドフルネス」とは「とらわれ」から解放され、本来の自分の心(マインド)が甦ること。既成の判断や思いこみ、とらわれをいったん外して、今、あるがままの自分の心でアートを受け入れてみてはどうか、と呼びかけるタイトルである。

東日本大震災により傷つき、すっかり縮こまってしまったように見える日本の人たちに、アーティストたちのスケールの大きな作品、既成概念にとらわれない作品に触れることで、「マインドフルネス」を体感してもらいたい。そんな願いを込めて2013年に始まった企画展の第5弾は、高橋の出生地である山形県の山形美術館で開催された。

多くの作家を輩出する東北芸術工科大学があることで、同大出身者や教員として関わってきた作家など山形県にゆかりのある作家を特に厚く取り上げて約100点を展示した。会期中に近藤亜樹、中山ダイスケ、三瀬夏乃介、梅津庸一のトークを開催。エントランスホールには草間彌生の立体作品《ハーイ、コンニチワ!(ヤヨイちゃんとポチ)》が展示され、フォトスポットとして人気を博した。

会場:

山形美術館

会期:

2017年7月22日(土)ー2017年08月27日(日)

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