「マインドフルネス」とは「とらわれ」から解放され、本来の自分の心(マインド)が甦ること。既成の判断や思いこみ、とらわれをいったん外して、今、あるがままの自分の心でアートを受け入れてみてはどうか、と呼びかけるタイトルである。
東日本大震災により傷つき、すっかり縮こまってしまったように見える日本の人たちに、アーティストたちのスケールの大きな作品、既成概念にとらわれない作品に触れることで、「マインドフルネス」を体感してもらいたい。そんな願いを込めて2013年に始まった企画展を、高知県立美術館の展示スペースや活動と響き合うように構成した。
同館は写真のコレクションでも知られることから、荒木経惟、森山大道、蜷川実花、写真と絵画の間を表現する清川あさみの作品を出品。また高知県ゆかりの合田佐和子、竹崎和征の作品も展示し、竹崎は会期中に絵画制作ワークショップを行なった。
- 会期:
2016年11月3日(木)ー2017年1月22日(日)
- 会場:
高知県立美術館
- URL: