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神楽坂にギャラリーを立ち上げてから早や3年が過ぎ、新しい年を迎えます。
そして、白金に新しいギャラリーを旧来の同志と共に開設することになりました。
当分の間、白金は企画展、神楽坂は常設展を中心に運営して行こうと考えております。
日本のコンテンポラリーアートシーンもこの間すっかり様変わりし、 信じられないような賑わいをみせています。喜ばしいことには違いありませんが、 少々戸惑いもあるというのが正直な印象です。 しかしそんなちっぽけな感傷をぶっ飛ばすような巨大な動きを日本のアートシーンが示して、 世界をリードするような存在になってくれることを願うばかりです。その一助になれればと、 今年から来年にかけて全国のいくつかの美術館で「高橋コレクション展」を開催するつもりでおります。 ご期待ください。いずれその展示をそのまま世界中に巡回させたいというのが、2008年の初夢です。 今年も熱いご支援をお願いすると共に、皆様におかれましては益々の御活躍をお祈りしております。 2008年 初春 高橋コレクション 高橋龍太郎
白金に移転した高橋コレクションの、記念すべき第一回は2008年1月19日より鴻池朋子の作品によって幕が上がります。 鴻池曰く、「初めて描いた絵画が人のものになった時のことは忘れられない。それは、かつて自分が作ったものが “自分の”という肩書きが取れ他者の所有となって、初めて、作家の作家たる所以は、 過酷な作業時間と共に出来上がった作品というセンチメンタルな背景に裏付けされたモノにあるのではなく、 もっと、自分でもはかり知れない何かが自分の中にある、と気付かされた瞬間だったからだ。 コレクターというモノを所有する他者がいることによって、私はある閉じられていた世界から解放され、 すがすがしい朝の深呼吸をし、大きな発見をしたのである。」という大前提をもとに、 鴻池は他者のものになった作品をこの展示期間だけもう一度奪い返そうと、欲望の限りをつくし、 まっさらな空間にダイナミックにインスタレーション、いや、鴻池自身を存在させようといたします。 皆様、高橋コレクションに満ちるザ・ワールドをどうぞお見逃しのないようご覧ください。 |